CO2分科会は、二酸化炭素排出抑制のための電力削減や再生可能エネルギーの導入の検討などが主な目的です。そのため、照明設備のLED化や省エネ効率のよい空調設備など大型設備の更新工事も実施。また、最先端ロボティクスの実証実験に協力するなど、先端テクノロジーをいかした電力削減にも取り組みました。
01 設備の更新
ファンコイルユニット約400台の更新工事が完了(3月)
2018年度からスタートした更新工事。2020年度は416台の更新を実施しました。
2018年度からスタートした更新工事。2020年度は416台の更新を実施しました。
非常階段に設置した人感センサ付きLED照明。人を感知した時のみ点灯し、しかもLED照明のため消費電力の削減ができました。
ATCホールLED更新工事が完了(3月)
ホールのLED更新工事完了にともない、消費電力、CO2ともに従来の1/3となります。
02 ATCホール節電の検証
ATCホールでは、設営・撤去時の節電方法を検証しました。これまで節電のため照明はダウンライトのみで作業していましたが、検証の結果ダウンライトではなくバトンLED照明(照度30%)のみで作業することで、照度は確保しながら電力量が21%に削減できることがわかりました。今後はこの方法を主催者に推奨しコスト削減にもつなげ、お客様満足度の向上に努めます。
03 再生可能エネルギーの導入
来年度の電力供給会社選定基準において、二酸化炭素排出量についても評価対象とし、再生可能エネルギーを導入することになりました。
04 ATCホールでの実証実験
当社では、最先端ロボティクスの実証実験支援を実施しています。その一環として、ATCホールを使いソフトバンクロボティクス社の清掃ロボットの導入実験を実施。この実験では清掃時間が人が行うのに比べて1/3に短縮され、大幅な時間削減が可能になることがわかりました。
05 ソフトバンクロボティクス 社 清掃ロボット導入セミナー
80社ほどが参加したソフトバンクロボティクス社の清掃ロボット導入事例セミナーに、ATCホール担当者が登壇。SDGsに貢献する事例として、清掃ロボットの実証実験について紹介しました。
FOCUS
コロナウイルス感染症拡大に伴い状況が一変する中、エコアクション21の取得に向け動き出せたことは、非常に良い経験となりました。今までと違う新しい取り組みを行うことで、ホールをご利用のお客様にも、良い条件を見出すことができました。ロボット清掃実験では、本来は、人員不足などの課題解決として稼働していましたが、CO2削減にも貢献するという発見もありました。今後も環境に配慮しながら、新たなメリットを創出できるように進めていきます。